【ビジネス英語】外資系でよく使う Onboarding とは?

ビジネス英語

この記事では、主に外資系企業でよく耳にする Onboarding という単語について、意味や使い方などを紹介していきます。

Onboarding の意味

結論からいうと、Onboarding の意味は、新入社員や中途入社の人が職場や業務に慣れてもらうための(比較的軽めな)訓練や研修のことです。新人研修や導入研修といった表現が近いかもしれません。

私が持っているSHARP製の素敵な電子辞書でも Onboard(形・副)しか収録されていません。
意味は「船[航空機、列車、車]に乗った[て]」となっており、新しい乗客や乗組員がいち早く乗り物に慣れるように導いてあげるというニュアンスが、ビジネスの現場でも Onboarding という形で使われるようになったと理解できますね。

私は日系の会社でもよく英語は使っていたほうですが、Onboarding はなぜか聞いた記憶がないほどです。外資系に転職して初めて耳にしたので最初はハテナ状態でしたが、特に誰かが入社してきた際は遭遇率高めなので、覚えておくと便利です。

Onboarding vs. On-boarding

単語としては、On-boarding とハイフンを使うのではなく、Onboarding と書くのが正解のようです。
もちろんハイフンを付けてもニュアンスは伝わりますので問題は生じないのですが、ネイティブの感覚だと意味が若干異なってしまうそうです。

これは語源である “boarding” を修飾する接頭辞として “on” を使用するため、常に1語で表記されるそうです(この場合の “on” は常に他の語の前に付いて用いられるということです)。ハイフンを使う理由がないのは、”on” と “boarding” を別々の単語として扱わないためです。

Onboardingの例文

■例文①
I will walk you through this topic during the onboarding session this afternoon.
本日午後の導入研修で、こちらのトピックについて説明します。

■例文②
Onboarding should highlight how new hires’ jobs contribute to the organization’s mission.
新人研修では、新入社員の仕事が組織のミッションにどのように貢献しているかを強調する必要があります。

■例文③
Most onboarding sessions involve sharing common orientation and benefits information with everyone.
新人研修の多くは、共通のオリエンテーションや福利厚生の情報を全員で共有することになります。

その他の簡単な使い方の例として、新しく入社した人に対して導入研修を個別で行う際、会議通知メールのタイトルに “Onboarding” とだけ書いて送信したりします。

外資系企業でOnboardingは意外と重視されている?

外資系ってドライで、あまり先輩が教えてくれないから自分自身で勉強して成長しなさい的なイメージがあるから、正直なところ新人研修みたいなのはあまりやっていないのでは?
そう思っている方もいるかもしれませんが、意外や意外、企業理念や方針、チームが一丸となって目指す姿など、研修で丁寧に教えてくれます(会社にもよるかもしれませんが)。

というのも、Onboarding は、海外では Organizational socialization(組織の社会化)とも呼ばれ、社員が新しいポジションや仕事の内容・要件を理解するための重要なプロセスと位置づけられているためです。

また、Onboarding の期間は1週間~1年など会社によって様々ですが、多くの場合は1~3ヶ月といった比較的短い期間で行います。
外資系は人の出入りが激しいので、数ヶ月でチームの戦力になってほしいと考えている先輩が多いのです。

まとめ

Onboarding いかがでしたか?

外資系企業に入社して一番最初に出会うかもしれない、ビジネスならではの用語ですね。

日系でもオンボーディングという表現を用いている企業はあるようですが、まだ多くはありません。

なので、もし私が人事部に異動となったら、オンボーディングという名の研修を導入し広めてみて、先駆者気分を味わってみようかな。

また使える用語があればご紹介しますね。

最後に、少しでも仕事で英語を使えるようになりたいという方、こちらのリンクをご参照ください。
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社会人のための基礎英語

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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