企業の役職で “Vice President” と聞くと副社長を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は別の意味としてよく使われますので、見ていきましょう。
Vice President の意味
結論からいうと、Vice President は、本部長/部長といった意味としてよく使われます(主にアメリカ系企業など)。略すと VP です。
少し意外ですよね。副社長を想像した方が多いのではないでしょうか。
アメリカでは President といえば 大統領、Vice President といえば副大統領を思い浮かべますので、国家を企業に置き換えると、Vice President と聞けば副社長をイメージしますよね。
確かに、企業によっては社長を President、副社長を Vice President としているのも事実ですが、多くの企業では、President は事業部長、Vice President は本部長や部長クラスのポジションを指します。
では副社長は英語で何ていうのか
副社長に相当する役職名は COO(Chief Operating Officer:最高執行責任者)となります。
これは企業のNo.2相当のポジションとなります。
ちなみに、No.1相当のポジションは、皆様ご存じの CEO(Chief Executive Officer:最高経営責任者)、社長に相当します。
補足ですが、もし会長が CEO を担う場合、COO を担うのは社長となります。
その他の CxO についてはNo.3のポジションといったイメージです。
その他 CxO の例
「C」から始まる役職名は、上記以外にもたくさんあります。
以下にて15個の例をご紹介します。
CEO:Chief Executive Officer 最高経営責任者
COO:Chief Operating Officer 最高執行責任者
CFO:Chief Financial Officer 最高財務責任者
CTO:Chief Technology Officer 最高技術責任者
CAO:Chief Administrative Officer 最高総務責任者
CHRO:Chief Human Resources Officer 最高人事責任者
CLO:Chief Legal Officer 最高法務責任者
CDO:Chief Digital Officer 最高デジタル責任者
CDO:Chief Data Officer 最高データ責任者
CMO:Chief Marketing Officer 最高マーケティング責任者
CIO:Chief Information Officer 最高情報責任者
CSO:Chief Security Officer 最高セキュリティ責任者
CSO:Chief Sustainability Officer 最高サステナビリティ責任者
CSO:Chief Sales Officer 最高営業責任者
CCO:Chief Compliance Officer 最高コンプライアンス責任者
まとめ
Vice President(VP)いかがでしたか?
実は本部長や部長という意味でよく使われているというのは、特に日系企業に勤めている方にとっては意外だったのではないでしょうか。
ちなみに私が居た外資系の会社では、ある事業部内の財務部門・法務部門・技術部門などのトップが VP の役職で、たとえば財務部門 VP の直属の上司が CFO(最高財務責任者)でした。
外資系に行ってみると、様々な名称を英語で知ることができるので、英語好きの方にとっては外資系は最高の英語学習環境だと思いますよ。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!
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